ブルーライトとグレアの危険性
LEDは、私たちの生活する中で様々な場所で使われています。例えば、携帯電話、デジタルカメラ、バックライト、大型ディスプレイ、道路標識、大型映像スクリーン等です。
また、医療、美容、植物育成にも効力を発揮するとして、LEDエネルギーの新しい活用方法がいたるところで開発されています。
しかし、LEDが人体及ぼす影響は良いものばかりではありません。昨今では、ブルーライトという言葉を耳にするようになりました。またグレアという視覚刺激もLEDの研究課題のひとつです。
刺激の強い光・ブルーライト
パソコン、スマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれています。
私たちの目の角膜や水晶体は、およそ350nm~800nmの波長を透過させますが、それより外側の電磁波(光)は透過できません。つまり、網膜に到達する光の中で、紫外線にもっとも近いエネルギーを持つ光がブルーライトというわけです。
つまり、強い放射量の青い光は眼を傷つける危険が潜んでいるといえます。ブルーライトの危険性と安全性を医学的に検証することを目的に日本では『ブルーライト研究会』が設立されています。
ヒーリングボックスでは、明るさを保ったまま極力放射量を抑える技術を取り入れて、青い光を放出しているので安全です。これは特許公認の技術です。
光のまぶしさ・グレア
グレアとは、不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のことをいいます。程度によっては単なる不快感にとどまらず、眼の障害や、状況把握能力の急な低下による事故などにもつながるため、照明器具の設計や照明計画などにおいては、グレアを防ぐことが必須となります。
グレアの研究が始められたのは1910年頃で、電球が普及し、従来の照明とは異なる強い視覚刺激が問題視され始めた時期でした。1920年代、アメリカとイギリスを中心にグレア研究は盛んとなりました。1970年代からは世界各国の照明学会で別々に研究されていたグレア評価方法を統合し、国際標準として確立する動きが活発になりました。
LEDはその構造上、光の指向性が高く、高輝度・低立体角の光源(言い換えると「強く細い光」)であり、照明器具として設計する際には特に不快グレアへの対策が要求されます。これまであまり研究の進まなかった照明の色の影響も研究課題となっています。
一般的にグレアを減少させるためには、たとえば、乳白色の半透明フィルタやキャップを被せることで拡散発光をさせるなどの工夫がなされます。しかしLEDの光源自体にフィルタやキャップを被せると、弱く暗い光になってしまいます。
ヒーリングボックスではフィルタ等の障害物を使用せずに直接光に干渉・増幅等の変化を加える技術を実装し、光量を減らさずにグレアを防ぐことに成功しました。ヒーリングボックスの光は長時間見続けても眼を傷める心配はありません。